きらっと★ユメミタビ

人生にもっと輝きを。旅、料理、読書、ものづくりなど、日々の体験や想いを綴ります。

浮き沈み

あの頃の孤独。
アパートの部屋の中でポツンと一人。
まるで「世界に自分一人だけしかいない」様な感覚。

そんなことはありえないのだけど、
あの時は感じた気持ちは本当だった。


足りないものは満たされると消えるということ、
悩みや不安、問題は解決すると忘れるということ、
確かにあのとてつもない孤独の感覚を
今は忠実に再現することができない。

ただ、理由なく孤独で淋しくて辛かった、
という記憶のみが残っている。


今こうして孤独が消えたのは、
絶対安心的存在の
最愛のパートナーと出逢えたから。


すぐに仲良し夫婦のような関係になって、
お仕事に行って、
夜ご飯を作って一緒に食べて、
一緒に眠って、
休日には一緒に出かけて、という
平和で平凡な毎日を過ごしてきた。


私は去年後半、大きな決断をして、
転職をして引っ越した。
夢のための修行。

パートナーと一時的に離れるのは
辛かったけれど、
すぐに会える距離にいるし、
1年くらいは大丈夫だろうと思っていた。


実際にプチ遠距離恋愛をやってみると、
これが思っていたよりも
淋しくて不安でメンタルが不安定になって
いかにパートナーの存在が
大きかったことかと驚かされる。


馬鹿みたいに
会える時間が待ち遠しくて、
初々しいデートの待ち合わせみたいで、
なにもしなくても
一緒に過ごせるだけで幸せで
バイバイするときは涙が出るほど
とっても淋しい。

感情の振れ幅が大きい。


すっ飛ばしてきたカップルのような関係を
今になって体験しているようだ。


実は年末に計画していたことが、
ことごとく無くなった。
ショックだったし、
一部後処理で若干トラブったこともあり、
珍しく怒りの感情すら芽生えたのだけれど、
無くなるべくして無くなったのだ、
と今なら思える。
(トラブった時はメンタル大荒れだったけど、
一度捨てた怒りのピースが
戻ってきつつあると思えば
いい事なのかもしれない。)


そういう訳で年末年始は
特に特別なことをするわけでもなく、
パートナーとのゆったりとした時間を大切にできた。


一度、離れてみてわかった存在自体のありがたさ。

一緒にごはんを食べたり、テレビを観たり、
お昼寝したりできる、ありふれたことが
実はとっても幸せな時間だったんだと気づく。

もう好きが満タンで
これ以上はないと思っていたけれど、
好きなところが増えていき、
もっともっと好きになれるんだな〜と驚く。


こんなにも大切な存在がいること、
それ自体が奇跡的で幸せなことで、
自己中心的な動機やモチベーションだけれど、
最短でまた一緒になれるように
今はただ、一日一日を全力でトライする。
積み重ねる。


きっと一瞬で過ぎ去ってしまうのだろうけど、
離れている時間を
あと何ヶ月、何年と逆算してしまうと、
今の私にとっては気が遠くなる。


その間にやってみたいことも色々あって、
バーッと各方面に連絡してみたら、
みんなトントン拍子で快諾してくれて、
やることや楽しみが増えて、
自然と淋しさが薄まった。


やっぱり、出すことって大事!
そして、楽しみを与えてくれて、
ワクワクさせてくれる
友人たちがいてくれてよかった:)


たまにはこうやって沈むこともあるけれど、
時期がくれば、こうしてまた
ふっと浮かび上がることができる。
よし!再始動しまーす!!


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