きらっと★ユメミタビ

人生にもっと輝きを。旅、料理、読書、ものづくりなど、日々の体験や想いを綴ります。

嫉妬から見えるもの

「どうしてわたしはあの子じゃないの」

なぜかその言葉が気になって手にとった。
絶対ドロドロしたお話だとは分かっていたのに。

他人を羨やむ心
誰かに嫉妬する心

自分を他人と比べてしまうから生まれる気持ち。
気づかされてしまう自分自身の汚さ。


自分のフィルターを通して相手を見ると、
(無意識に)自分が見たいように相手を見る。
というより、色々ある中のとある一面を見る、と言う方が良いだろうか?


「自慢」と「嫉妬」って実は繋がりがある気がする。
自慢があんまり好きじゃない。
自慢ってなんだか悪いような気がする。
(本当は、良いも悪いもないことは頭では分かってる)

そもそも自慢ってなんだ?

人のハナシが自慢に「聞こえる」とき、
心の中で嫌だなって気持ちが戦ってる。
すごい、と思いたいことを素直に認められないでいる。
その人と自分とを比べて、
持っていないもの、
できていないもの、
足りないもの、
「ない」を見て勝手に妬んでいる。


それでも私そのものでしかない。
どんな気持ちもそのまま受け入れていくと、
本当の気持ちが見えてくる。
嫉妬ってもしかしたら、
ほしいものを手に入れるためのサインかもしれない。



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『どうしてわたしはあの子じゃないの』寺地はるな