きらっと★ユメミタビ

人生にもっと輝きを。旅、料理、読書、ものづくりなど、日々の体験や想いを綴ります。

夢を見つけるまでのお話

「将来の夢は?」
という質問がずっと苦手だった。

小学校低学年くらいまでは、
たぶん大丈夫だったかな?
絵が入賞したら単純で
「画家になりたい!」
とか言ってた記憶があるから(笑)

小学校6年生のことには
だいぶ現実的になってきて、
「保育士さん」と書いた記憶がある。

ここでいう「現実的」とは、
自分ができると思う範囲内で、
周りからも認めてもらえるもの。

そこから、
保育士さんは給与が低いから
小学校の先生の方がいいかも。
小学校の先生はたくさんの教科を
教えないといけないから、
高校の先生の方がいいかも。

でもなんだかガチガチに教員を
目指すだけの道を定めたくなくて、
教員免許もとれるけど
自分の好きなことも学べる「文学部」へ進んだ。
(結局、数年後の教育実習で大挫折をしたので、
いい判断だったと思われる 笑)

就活のときも
「現実的」という判断軸は変わらなかった。
でもたくさんの企業を見させてもらって、
たくさんの人々とお話しして、
「働くこと」についての概念が変わったのはよかった。

生活のために仕方なくつまらなくしんどく働くのではなく、
いきいきと前向きに楽しそうに働いている人達!

同じ「働く」でも全然違う!!!
私もどうせなら楽しく働きたい!
そう思って、
楽しく働いている人たちがいる会社を探した。
そして幸運にも、
優しい人ばかりで
スーパーホワイトに
楽しく働ける企業を見つけた。
就活は恋愛にしばし例えられるが
まさしくこの会社で働きたい!と恋をした感じだった。

社会人1年目。
なにもかもが初めてのことで、
毎日が充実していて、
社会人の1ヶ月は、学生の1週間くらいの
体感スピードで過ぎていった。
「だれかの役に立てる」ということが
想像以上にやりがいがあって楽しかった。


社会人2年目。
人生についてすごく悩んだ年だった。
と同時に新しい道への入口を見つけた。

これまでの自分の選択について、
本当にこの道で良かったのだろうか?
と自問の日々が続き、
「なんのために生きるのか?」
というところまで行き着いてしまった。
(死にたいとかは全く思ったことがなく、
むしろこのまま死にたくないなって感じで)

そんなときに一人旅にチャレンジしてみて、
そこから徐々に人生が面白い方向へと開けてきた!
Facebookで友達から流れてきた
植松努さんの「思うは招く」というスピーチを
たまたま見て、驚愕した。

「自分で自分の可能性を狭めてしまうって
なんてもったいないこと!!!」

冒頭にも書いたように、
「将来の夢は?」
という質問が苦手で、
「夢がないこと」
が長年の悩みだった。
その悩みは大人になって
就職してからも続いていた。

夢について考える際に、
「現実的」という制限がずっととれなくて、
その結果、できそうにないことを
候補から捨てていって
夢じゃない差し障りのない夢が残った。

やってみる前から
どうしてできないことが分かろうか?

だれかがやってできなかったことでも
なぜそれが自分もできないこととイコールになるのか?

「〜するべき」
「〜しないといけない」
「普通は〜」
「一般的には〜」

こういう言葉でがんじがらめにされていなかったか?
そもそも「正解」なんてこの世になくて、
その人にとっての正解(その人に合うかどうか)なんて人それぞれなんだから、
やってみないとわからなくて、
なにがいいか分からないんだったら、
楽しい方、ワクワクする方を選んだ方がいいんじゃないかって。



自分で自分のことを信じてあげなくて、
だれが信じてあげるんだ。

そう思って、枠をとっぱらって
「ワクワク」にフォーカスして進んでいった。
その道には、たくさんのワクワクがあって、
「あ!これやりたいかも!?」
というワクワクドキドキするようなことにも
巡り会えた。
ちっちゃい頃以来の久しぶりに抱けた夢は
胸の中で大切にしておきたいような
ポカポカして嬉しくて
ちょっぴりくすぐったくて不思議な感覚だった。

夢をだれかに宣言するのは
恐れ多いことだった。
言ってしまって、
実現できなかったときにどうしよう?
人から否定されるのではないか?
という恐れがまだ自分の中に残っていた。

それでも応援してくれる人たち、
この人たちになら安心して言ってみてもいいかな?
と思える人たちがいた。

ついに夢を宣言した
「ゲストハウスを開きたい」と。
反応は予想外に軽くあっけらかんと。
「できるよ!」
「やっちゃおう!」
「オープンしたら遊びに行く!」
「あなたのゲストハウスに行きたい!」

宣言前の心配なんて、不要だった。
こんなにも心強い味方がたくさんいる!

もちろん反対する人に目を向ければキリが無いけれど、
応援してくれる人もたくさんいる。

「現実的」に決めない。
他人の意見や他人の目で決めない。
自分で自分を信じてあげる。
自分で自分を大切にしてあげる。

夢を宣言できるようになってから2年あまり…
その夢は少しずつ形を変えながら、
私も少しずつ成長しながら、
少しずつ、少しずつ、近づいてきています。

今思えば、「ゲストハウス」は目的のための手段だった。

夢(目的)は、

孤独をなくして
ありのままの自分で、
ワクワクへ進んでいける空間をつくる

▼私の作りたいもの
https://kirarin87suke.hatenablog.com/entry/2020/06/28/071211

だから、それを実現するために、
どうやったらできるか?
ということなのだ。

旅をしたり、
いろんな人と話したり、
美味しいものを食べたり、
天然酵母のパン作りを練習したり、
マルシェのお手伝いをしたり・・・・・・

傍から見たら、いろんなことをしていて、
「いったい本当はなにをしたいんだろう?」
と思われるかもしれない。

それでも私は自分がワクワクできることを続ける。
ワクワクしながら、進んでいく。
まずは自分自身が実践することで、
ほかの人にもそれを
伝えられるようになると思うから。

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(超長作!この文量が今までの葛藤の長さを物語っている!!笑 ここまで呼んでくださったあなたは本当にすごい!)