きらっと★ユメミタビ

人生にもっと輝きを。旅、料理、読書、ものづくりなど、日々の体験や想いを綴ります。

ご縁を振り返ると始まりは・・・

ゲストハウス空音遊にお客さんとしていき、
のりさん、かおりさんと出会えた。
そこから、丁稚生としてお手伝いのチャンスをいただき、
また丁稚仲間やお客様など、素敵な人々と繋がれた。
素敵なご縁の輪は、最初こそ、
どう切り開いていけばよいか分からなかったけれど、
一度足を踏み入れれば、
最初は小さな輪だったものが、
どんどん直径が大きくなり、
ご縁が広がっていった。


そもそもどうして空音遊と出会えたのか?
それは、ある女の子が繋げてくれたからだ。

その女の子とは、長野県のゲストハウスで出会った。
すらっとした金髪ボブヘアーの少女だった。

街を探索中に、猫の雑貨屋さんを見つけた。
猫好きとしては、迷わず入店(笑)
そこで、見覚えのある金髪少女を発見!

猫雑貨を見ながら、
話しかけようか、どうしようか、
自分の中で悶々とし、
勇気を出して、
「同じゲストハウスに泊まっている方ですよね?」と話しかけてみた。

彼女も初めての一人旅だったらしく、
すっかり意気投合!
なんとその数ヶ月後に
はるばる四国まで遊びに来てくれたのだ!

そこで彼女が行ってみたいと予約してくれたのが、
ゲストハウス空音遊だった。

それから、いつか会ってお礼を言いたいと思っていたのだが、会えないまま3年ほどが経過してしまった。

そして、新型コロナウイルスの混乱がやってきた。
あー、行きたいこと、やりたいこととかやっておくんだったー!と思ったけど、あとの祭りなわけで…

でも、そんなに会いたいなら、
オンライン上でなんとかすればいいじゃん!
って思って、やっと再会できた。

お互い久々で、なにを話そうかと
少し不安もあったのだけど、
それは取り越し苦労で
1時間以上は普通に話してた(笑)

ふと自分の実家で飼っている
おばあちゃん猫の話になり、
「あ!だから猫が好きで、
あの雑貨屋さんにきたんですね!!」
と言われた。


…っ!!!
そうかも!!!!!


あまりに自分にとって身近すぎて、
意識できてなかったけど、
実家で飼ってる猫のおかげで、
あの雑貨屋さんに吸い込まれていって、
そこからどんどんご縁が広がっていったんだ。


人間以外に対して、「ありがとう」と
ここまで強く思ったのは初めて。
もちろん、今までも
大切な家族の一員だったけれども。


今年で我が家のおばあちゃん猫は17歳になる。
寝てる時間は増えたけど、最近まで元気だった。
だけど数ヶ月前から息が苦しいみたい。


存在が確認できると、
生きていてくれるだけでありがとうが湧いてきて、
ご縁を繋いでくれたきっかけだと気づけて
ありがとうを伝えたくて、
でもなんだか息苦しそうな様子を見ていると
涙が流れていく。


どうして今があるのか、と振り返るときりがない。
なにか一つ欠けたとしても、
今にはたどり着けていない。
ささいな出来事の積み重ねが
「今」を作っていると思うと
すごいことだ、としか言いようがない。


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