今を試す〜パンの水分量のお話〜
私が個人的にいちばん好きなパン屋さん
『タルマーリー』さん。
もうこのパン屋さんの「菌」の強さには
驚かされる!!!
感覚的なんだけれど、
「酵母」という言い方よりも
「菌」という言い方の方が
タルマーリーさんにはしっくりくる。
そして今回久々に
タルマーリーさんのパンを頂いてみて
思ったこと。
①2〜3日経っても水分がしっかり残ったむっちり食感
②粗めに挽いた小麦の風味の豊かさ
もう本当になんというかさすが!で、
私も実験意欲が湧いてきた♪♪
まずは①に関係するであろうと思われる水分量から。
カンパーニュの水分量を10%増やしてみました。
焼きたてを食べたい気持ちを抑えつつ、
粗熱がとれてから袋に入れて、室温保存。
そして焼成から4日後、
わざと日数を置いて食べてみる。
比較のため、1日遅れで焼いた
通常の水分量のカンパーニュも試食。
両方スライスして、あえてトーストせずにそのままで。
今回、店長にも試食の協力を依頼。
(なんとパンに合う「夏野菜のピリ辛スープ」まで作ってくださる神対応😳💕)
店長
「こっちの水分量10%増のカンパーニュの方が通常のカンパーニュより若干、水分少なく感じるけど、1日早く焼いたから仕方ないよね〜」
私
「ほんとですか!!?店長が思ってる方と逆ですよ!笑 1日早く焼いても水分多く感じられるなら完璧ですね✨」
***
カンパーニュって1年ほど前、
本格的にパンを練習し始めたときに、
最初に取り組んだパンなんですよね〜。
その頃は通常の水分量でも
ベタつくように感じて
形をまとめるのに一苦労。
ようやくまとめても、
理想の高さが出なくて
ひらた〜い感じになっちゃって。
1年経った今、
さらにそこに10%増の水分を加えて作る。
でも余裕で成形ができた✨
ちゃんと上達できてるんだと実感できて嬉しい。
あと、前だったら上手くいかなかったことも、
今だったら上手くいっちゃう!ってこともある。
いつだって全く同じことはなくて、
自分だって変わり続けている。
だから、今を楽しんで試していこう!
左:水分量10%増のカンパーニュ
右:今までの水分量のカンパーニュ
見た目じゃわかんないけど、
カットした時の柔らかさも違った感じがした!?